家庭で複数のパソコンをインターネットに接続している人は、「無線LANルーター」や「ブロードバンドルーター」にパソコンをつないでいるはずだ。また、モデムにルーター機能が内蔵されていることもある。家庭内で同じルーターにパソコンなどの機器をつないでいれば、物理的にはLANができている(図1)。

【同じルーターに接続すれば物理的にはつながる】
図1 無線LANルーターが1台あれば、LANの構築はとても簡単だ。有線LAN接続の場合は、無線LANルーターにあるLAN端子にLANケーブルでパソコンを接続すればよい。無線LAN接続の場合は、同じ無線LANルーター名(SSID)と暗号化キーで接続していれば、同じLANに自動的に入る
図1 無線LANルーターが1台あれば、LANの構築はとても簡単だ。有線LAN接続の場合は、無線LANルーターにあるLAN端子にLANケーブルでパソコンを接続すればよい。無線LAN接続の場合は、同じ無線LANルーター名(SSID)と暗号化キーで接続していれば、同じLANに自動的に入る
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 Windowsパソコンでデータを共有するにはさらに設定が必要だ。

 まず接続したパソコンの「ワークグループ」名を同じにする(図2)。ワークグループは、WindowsパソコンのLANにおいて、どのパソコンが同じグループに属しているのかを識別するための名前だ。これがバラバラだと、LAN上のパソコンを一覧表示したときに時間が掛かることがある。

【「ワークグループ」名をLAN内でそろえる】
図2 「ワークグループ」名は、LANを識別するための文字列。LAN内のパソコンは同じワークグループ名にしておく。Windows 7でワークグループ名を確認するには、スタートメニューの「コンピューター」を右クリックして、メニューから「プロパティ」を選び、「システム」画面を開く。「設定の変更」をクリックするとワークグループ名を変えられる
図2 「ワークグループ」名は、LANを識別するための文字列。LAN内のパソコンは同じワークグループ名にしておく。Windows 7でワークグループ名を確認するには、スタートメニューの「コンピューター」を右クリックして、メニューから「プロパティ」を選び、「システム」画面を開く。「設定の変更」をクリックするとワークグループ名を変えられる
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