これまでの作業で、Cドライブの整理がひと通り済んだら、今度はソフトに注目。実は、メールソフトなどを使いっぱなしにすると、ムダが増えたり動作が遅くなったりします。ソフトの使い方を覚えることも、Cドライブを快適にする秘訣です。

 まず、ソフト内でファイルを整理しましょう。例えばメールのように、利用者のわからない場所にデータが隠されているケースがあるからです。ソフトの画面でフォルダーを作ったり、不要なメールを削除したりして整理します。

 次に、ソフトの便利な機能を使いこなしましょう。例えば写真管理ソフトには写真の仕分けに「タグ」「評価」などの便利な機能が盛りだくさん。「あの日のあの笑顔の写真が見たい」というケースでも、膨大な量の写真の中から探し出せます。

 下のチェックシートの項目をこなせば、Cドライブを快適に保てます。必要に応じて外付けHDDを活用すると、さらに快適になります。

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【メール】 「受信トレイ」を整理して大切なメールを見逃さない

 「ライブ・メール」を例に、メールソフトの使い方を紹介します(図A)。読み終わったメールはフォルダーに分類します(図1~図3)。ほうっておくと「受信トレイ」にたまる一方で、後で探すのが大変。ひと目でわかるフォルダーに移しましょう。

 特定のアドレスから届くメールが多いなら「メッセージルール」を活用します(図5~図9)。登録したキーワードを基にして、自動的に振り分けられます。

 「自動振り分けだと未読メールを見逃しそう」と思う人もいるでしょう。「クイック分類」なら、フォルダーの枠を超え未開封のメールのみを抽出できます(図10~図12)。「検索」は、複数のキーワードを一緒に入力するのがコツです(図13、図14)。

図A 受信メールはメールソフトの画面で整理するのが基本。「ライブ・メール」では、大量のメールがあっても、見やすく整理する機能が充実している。ソフトは「<a href=http://download.live.com/」から入手できる。">
図A 受信メールはメールソフトの画面で整理するのが基本。「ライブ・メール」では、大量のメールがあっても、見やすく整理する機能が充実している。ソフトは「http://download.live.com/」から入手できる。
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わかりやすいフォルダーを作り、読み終わったメールを移す

 フォルダーを作る際は、メールを移すときに迷わないようにするのが原則。「見やすく・わかりやすく」を心がけましょう。作ったフォルダーは縦1列に並びます。読み終わったメールは、ドラグ操作でフォルダーに移せるので簡単です。

図1 ライブ・メールのメイン画面で、メールアカウントの名前(ここでは「若葉学」)をクリック(1)。「フォルダー」をクリックし(2)、「フォルダーの作成」をクリックする(3)。
図1 ライブ・メールのメイン画面で、メールアカウントの名前(ここでは「若葉学」)をクリック(1)。「フォルダー」をクリックし(2)、「フォルダーの作成」をクリックする(3)。
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図2 現れた画面で、「フォルダー名」欄にフォルダーの名前を入力((1)、ここでは「友人」)。「OK」をクリック(2)。
図2 現れた画面で、「フォルダー名」欄にフォルダーの名前を入力((1)、ここでは「友人」)。「OK」をクリック(2)。
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図3 「友人」フォルダーが表示される(1)。整理するときは、メールをフォルダーにドラグ・アンド・ドロップ(2)。
図3 「友人」フォルダーが表示される(1)。整理するときは、メールをフォルダーにドラグ・アンド・ドロップ(2)。
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「ごみ箱」に入れたら「×」をクリック

図4 不要なメールは「ごみ箱」に入れただけではダメ。「ごみ箱」の右にある「×」ボタンを忘れずにクリックして、完全に消す。
図4 不要なメールは「ごみ箱」に入れただけではダメ。「ごみ箱」の右にある「×」ボタンを忘れずにクリックして、完全に消す。
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