Cドライブの大掃除を始める前に、その中身がどうなっているのか、ちょっと覗いてみましょう。

Cドライブはこんなデータでいっぱい

あるPCビギナーズ編集部員のパソコンのCドライブの中身です。記事の材料が入っているという「マイドキュメント」の中には、何年も開いていない高解像度のデジカメ写真、データをメールでやり取りするために作成した大量のZIPファイルやPDFファイルが入っていました。これらはほとんど不要ファイルです。掃除のしがいがありそうですね。
あるPCビギナーズ編集部員のパソコンのCドライブの中身です。記事の材料が入っているという「マイドキュメント」の中には、何年も開いていない高解像度のデジカメ写真、データをメールでやり取りするために作成した大量のZIPファイルやPDFファイルが入っていました。これらはほとんど不要ファイルです。掃除のしがいがありそうですね。
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[注1]「Program Files」と「Program Files(x86)」の2つのフォルダーの合計です。

 上の図は、あるPCビギナーズ編集部員のCドライブの中身です。500GBのCドライブの中で、どんなデータがどのくらい占めているのかを円グラフにしてみました。

 「マイドキュメント」フォルダーが147GBと突出して大きいのには、理由があります。普段仕事に使っているパソコンなので、過去に掲載したPCビギナーズの記事の材料が、すべてこの中に入っているからです。あれこれファイルを選別するのが面倒なので、とにかくすべてのデータが入っているとのこと。でも、この方法でデータを保存し続けると、遅かれ早かれCドライブがいっぱいになってしまいます。みなさんも「マイドキュメント」に限らず、デジカメ写真を保存している「マイピクチャ」などがこうした状態になっていませんか?掃除編ステップ2~ステップ3で紹介する方法で、不要なファイルを探し出して削除しましょう。

 また、「AppData」というフォルダーも20GBと大きな割合を占めています。このフォルダーには、受信したメールのデータなどが入っていますが、普段は利用者が見られない隠しファイルになっています。でも、受信したメールのデータはメールソフトで削除したり整理したりできます(ソフト編からを参照)。そうすることで、このフォルダーの中がスッキリ整理されます。

 下の図では、Cドライブの中身について、大掃除のポイントを中心に解説しました。参考にしてください。

Cドライブの構造はこうなっている

Cドライブはこの図のように階層構造になっています[注2]。この特集では、これらのフォルダーの中身をきれいにします。中には勝手にいじると危険なフォルダーもあります。次の記事以降で紹介する安全な方法以外では作業しないようにしましょう。
Cドライブはこの図のように階層構造になっています[注2]。この特集では、これらのフォルダーの中身をきれいにします。中には勝手にいじると危険なフォルダーもあります。次の記事以降で紹介する安全な方法以外では作業しないようにしましょう。
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[注2]ここで掲載した図は、Windows 7 64ビット版の場合です。