外付けHDDを使えるAV家電がテレビを中心に増えています。ここからは、主に録画用のHDDの選び方、接続、録画までの流れを紹介しましょう。

 外付けHDDに対応するAV家電の代表格は、録画機能を備えたテレビ――いわゆる「録画テレビ」です。これまでは、内蔵HDDやブルーレイディスク(BD)に録画する機種が多く、メーカーも限られていました(図1)。ところが最近は、外付けHDDが使える録画テレビが増え、32型で5万円前後の廉価モデルにまで広がってきています。

 外付けHDDは、BDに比べて容量が10倍以上あり、内蔵HDDより増設も容易なのがメリットです。

 テレビのほかにも、ビデオカメラやBDレコーダーなど、外付けHDD対応の機器はどんどん増えています(図A)。いずれの機器でも、長時間の映像を保存するのにうってつけ。地上デジタル放送などのハイビジョン映像は容量が大きいので、パソコン以上にHDDの大容量化・低価格化の恩恵を受けられます。外付けHDDが使えるAV家電なら、これを活用しない手はありません。

外付けHDDを使えるテレビが増加

図1 録画機能を備えたテレビを一般的に“録画テレビ”と呼ぶ。以前は、内蔵HDDやBDに録画する機種が多かったが、最近では外付けHDDが使える録画テレビを各社が発売している(下図)。
図1 録画機能を備えたテレビを一般的に“録画テレビ”と呼ぶ。以前は、内蔵HDDやBDに録画する機種が多かったが、最近では外付けHDDが使える録画テレビを各社が発売している(下図)。
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廉価モデルでも外付けHDDに録画できる

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テレビ以外も外付けHDDがつながる
図A テレビのほかにも、外付けHDDに対応したAV家電は豊富。例えば上のようなビデオカメラ(8ページで紹介)やBDレコーダーは、USBケーブルで外付けHDDにつなげられる。
図A テレビのほかにも、外付けHDDに対応したAV家電は豊富。例えば上のようなビデオカメラ(8ページで紹介)やBDレコーダーは、USBケーブルで外付けHDDにつなげられる。
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