原因はいくつかある。症状から、一つずつ原因を絞り込んでいくしかない。下に注意すべきポイントをまとめた。

 まずは、原因がハードウエアかソフトウエアかを切り分ける。例えば新しいハードやソフトを組み込んだ直後なら、そのハードやソフトが問題を起こしている恐れがある。一度取り外すか、アンインストールして様子を見よう。

●再起動するときのチェックポイント
ハードウエアとソフトウエアの両面が考えられる。ハードウエアでありがちなのは、電源とマザーボードの問題。特に、使い始めてから数年など、時間が経過してから起こったハードウエアトラブルであれば、コンデンサーの機能低下が原因となることが多い。ソフトウエアで真っ先に疑うのはウイルスの感染だろう。新しく接続したハードウエアがある場合は、デバイスドライバーが問題を起こしてブルースクリーンになり、設定によって再起動していることも考えられる。
ハードウエアとソフトウエアの両面が考えられる。ハードウエアでありがちなのは、電源とマザーボードの問題。特に、使い始めてから数年など、時間が経過してから起こったハードウエアトラブルであれば、コンデンサーの機能低下が原因となることが多い。ソフトウエアで真っ先に疑うのはウイルスの感染だろう。新しく接続したハードウエアがある場合は、デバイスドライバーが問題を起こしてブルースクリーンになり、設定によって再起動していることも考えられる。
[画像のクリックで拡大表示]

 マザーボードが古いなら、コンデンサーを疑おう。5年以上前のマザーボードでは電解コンデンサーが一般的だった。使用環境によっては寿命が来ても不思議ではない。写真のように完全に破裂する場合もある。コンデンサーは電力供給を安定させるためにある。膨らんだり破裂したりしていてもある程度は動作する。しかし負荷が掛かったときなどに電力が不安定になってフリーズしたり、リセットしたりする。この他、電源ユニットの不調なども、突然の再起動の原因になり得る。

●突然再起動するようになり、やがて起動しなくなったPCのコンデンサー
2003年に登場したIntel 865PEチップセット搭載マザーボードのコンデンサー。CPUソケット周辺にあるいくつかが、破裂して液漏れした。破裂には至っていないものの、上部が膨らんでいるものもある。
2003年に登場したIntel 865PEチップセット搭載マザーボードのコンデンサー。CPUソケット周辺にあるいくつかが、破裂して液漏れした。破裂には至っていないものの、上部が膨らんでいるものもある。
[画像のクリックで拡大表示]

 ソフトウエアが原因の場合、コンピューターウイルスへの感染が一番に疑われる。対策ソフトを最新版にしてスキャンしてみる。デバイスドライバーによる不具合の場合、通常は青いエラー画面が表示されるが、設定によっては再起動してしまう。これは「起動と回復」メニューで「自動的に再起動する」に設定されている場合に起こる。

●「起動と回復」の設定を確認
「自動的に再起動する」にチェックが入っていると、ブルースクリーンを表示したときにすぐに再起動する。ブルースクリーン表示の際に出ているエラーメッセージがトラブル解決につながる場合があるので、標準で入っているチェックを外しておいた方がよい。
「自動的に再起動する」にチェックが入っていると、ブルースクリーンを表示したときにすぐに再起動する。ブルースクリーン表示の際に出ているエラーメッセージがトラブル解決につながる場合があるので、標準で入っているチェックを外しておいた方がよい。
[画像のクリックで拡大表示]