PC用の外付けHDDをUSBで接続できるテレビやBlu-ray Discレコーダーがある。こうした機器にHDDを接続すると、機器が独自にフォーマットする。それらを取り外してPCに接続しても、Windowsではそのままは使えない。

 試しに、東芝のテレビ「REGZA」でフォーマットしたドライブをWindows XPのPCに接続したが、「GPT保護パーティション」と表示されてフォーマットすらできなかった。Windows 7の場合は、「RAW」と表示されてフォーマットできた。

 Linuxで動くパーティション操作ソフト「Parted Magic」を使ってフォーマットの種類を調べたところ、Linuxのファイルシステムの一種である「xfs」だと分かった。Linuxではそのまま認識して、録画したファイルが存在していることを確認できた。しかし内容は確認できなかった。

●REGZAでフォーマットしたドライブはWindows XPで操作できない
東芝の薄型テレビ「REGZA」に接続したドライブをPCにつなぎ直したが、Windows XPだと通常のドライブとしては認識されない。Windows XPが認識しない形式でフォーマットしているからだ。
東芝の薄型テレビ「REGZA」に接続したドライブをPCにつなぎ直したが、Windows XPだと通常のドライブとしては認識されない。Windows XPが認識しない形式でフォーマットしているからだ。
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●Linuxでは認識可能
Linuxの上で動作するPatrick J. Verner氏のパーティション操作ツール「Parted Magic」を使った(<a href=http://partedmagic.com/)。ファイルシステムが「xfs」で、実際に録画した結果と見られるファイルも存在する。ただしファイルの内容は暗号化されているため、確認はできない。">
Linuxの上で動作するPatrick J. Verner氏のパーティション操作ツール「Parted Magic」を使った(http://partedmagic.com/)。ファイルシステムが「xfs」で、実際に録画した結果と見られるファイルも存在する。ただしファイルの内容は暗号化されているため、確認はできない。
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