乗り換え体験記(携帯料金編)でも触れたが、通信料の見直しの際、モバイルルーターとしても利用できるスマートフォンは第一選択肢になる。
スマートフォンを外部モデムのように使うことを「テザリング」と呼ぶ(図1)。国内ではイー・モバイルが早くからテザリング対応機を発売していたが、昨年にはドコモやauも対応機を投入して一気に身近な存在となった。
使い方は簡単だ。アンドロイド機の場合は設定画面から「ポータブルWi-Fiアクセスポイント」を有効にすると、パソコンからアンドロイド機が無線LAN親機のように見える(図2、図3)。ホーム画面にテザリングのオンオフを切り替えるアイコンを登録済みの機種もある。
外出先でパソコンをネット接続するためにモバイルルーターを使っていた人は、テザリング対応のスマートフォンに買い替えるとモバイルルーターが不要になる。持ち歩く機器を減らせるだけでなく、スマートフォンに一本化することで通信料も節約できるわけだ。