Step1 使っていない付加サービスを捨ててスッキリ

 家計の中でも携帯電話の料金は大きな割合を占めている。特に家族の数が多いと月に1万円以上の出費になることもある。これを「仕方ない」と諦めるのでなく、少しでも節約できないかを考えたい。

 携帯料金とひと口にいっても、その中にはさまざまな料金が含まれている(図1)。まずは料金明細書で料金の内訳を確認したうえで、どこを節約できるか考えていこう。

図1 携帯電話の料金にはさまざまな料金が含まれている。まずは簡単に手を付けられる(3)のオプションから見直しを始めていこう
図1 携帯電話の料金にはさまざまな料金が含まれている。まずは簡単に手を付けられる(3)のオプションから見直しを始めていこう

 最初に見直したいのがオプションサービスの部分だ(図2)。天気予報やニュースなどの有料情報サービスで利用していないものがあれば解約しよう。端末の故障を補償するオプションだが、事業者によっては補償の範囲を限定したり、自己負担金が高額であったりして、あまりメリットがないこともある。故障時は中古端末を購入してしのぐというやり方もある。ほかにも明細書の項目を見て、1つずつ必要性を判断していこう。

 反対に加入することで料金を節約できるオプションもある。例えば、請求書の郵送を停止するだけで100円程度の割引を受けられる。特定の通話先への通話を無料にするオプションもあり、電話をかける相手が決まっているなら通話料を大きく節約できる。

図2 オプションには解約することで料金を節約できるものと、反対に追加することで料金が安くなるものがある
図2 オプションには解約することで料金を節約できるものと、反対に追加することで料金が安くなるものがある
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 どういったオプションがあるかは、パンフレットで確認するといいだろう。最近ではネットでも明細を確認、一部プランの変更もできる(図3、図4)。オプションの詳細が不明ならば、近所の携帯ショップに出向いて確認しよう。

自分の使用状況を再確認しよう!

図3 NTTドコモの場合、パソコンのブラウザーからも明細を確認できる。トップページで「My docomoログイン」をクリック。携帯番号とPWでログイン。下の明細を表示できる
図3 NTTドコモの場合、パソコンのブラウザーからも明細を確認できる。トップページで「My docomoログイン」をクリック。携帯番号とPWでログイン。下の明細を表示できる
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図4 編集部員が見直し。パケット代を完全定額プラン(-500円)、メールをSPモード(-400円)に変更。使用してないサービスを解約(-525円)、月1425円(年1万7100円)削減
図4 編集部員が見直し。パケット代を完全定額プラン(-500円)、メールをSPモード(-400円)に変更。使用してないサービスを解約(-525円)、月1425円(年1万7100円)削減
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