移行元のXPパソコンが正常に起動するなら、7パソコンへの引越しは比較的簡単だ。マイクロソフトが無償提供している「Windows転送ツール」(以下、転送ツール)を利用して、データや環境設定を転送すればよい(図1)。

図1 Windows 7には「Windows転送ツール」という移行ソフトが付属する。これを使えば、XPのほとんどのデータを簡単に7パソコンに移行できる
図1 Windows 7には「Windows転送ツール」という移行ソフトが付属する。これを使えば、XPのほとんどのデータを簡単に7パソコンに移行できる
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 すべての情報が移行できるわけではないが、マイドキュメントなどに保存された文書や写真、インターネット・エクスプローラー(IE)のお気に入り、壁紙などのWindowsの設定の一部を移行できるので、実用上は十分だろう(図2)。なお、メールやアドレス帳は移行できないこともあるが、Part2(2)の手順で手動で移行できる。

図2 転送ツールを使えば、マイドキュメントなどに保存された「データ」はほぼ移行可能。Windowsやオフィスの設定も一部は移動できる。アプリ本体は移行できない
図2 転送ツールを使えば、マイドキュメントなどに保存された「データ」はほぼ移行可能。Windowsやオフィスの設定も一部は移動できる。アプリ本体は移行できない
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