スマホを使っていて感じる大きなストレスの1つが、文字入力だ。
タップミスや誤変換で思い通りにならないとイライラがつのるばかり。
ここでは、タップする手間を減らして快適に文字を入力する術を伝授したい。

 スマホでは、液晶画面をタップして文字を入力する。画面に現れるソフトウエアキーボードは小さくて打ちにくいため、長めの文章を書くときなど、相当なストレスを感じる(図1)。

 そこで、この章では、タップ入力のイライラを少しでも軽減するためのワザを紹介しよう。入力回数を劇的に減らし、ストレスの原因を取り除く。

図1 スマホのソフトウエアキーボードは、お世辞にも使いやすいとはいえない。少しでもタップの回数を減らす方法を紹介しよう
図1 スマホのソフトウエアキーボードは、お世辞にも使いやすいとはいえない。少しでもタップの回数を減らす方法を紹介しよう
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 その前に、まずはスマホで利用するソフトウエアキーボードを見てみよう(図2、図3)。キーボードは機種によって異なるが、共通なのはパソコンと同じ配列の「QWERTY キー」と、携帯電話と同じ「ケータイキー」を切り替えられる点。ケータイキーは、キーを上下左右にフリックすると目的の文字を入力できる「フリック入力」に対応している。少ない操作で文字を入力できるので、ぜひ覚えておきたいワザだ。

図2 エクスペリア アクロではQWERTYキー、ケータイキーに加えて50音キー、英語キーを利用できるのが特徴。英語キーは画面を切り替えずにアルファベットと数字が打てて快適。キーボードを切り替えるには「文字」と書かれているキーをロングタップする(1)(2)
図2 エクスペリア アクロではQWERTYキー、ケータイキーに加えて50音キー、英語キーを利用できるのが特徴。英語キーは画面を切り替えずにアルファベットと数字が打てて快適。キーボードを切り替えるには「文字」と書かれているキーをロングタップする(1)(2)
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図3 QWERTYキーと、フリック入力に対応したケータイキーの2種類が利用できる。スマホとしては標準的なキーボードだ。アクロと同様に「文字」と書かれたキーをロングタップして、キーボードを切り替える(1)(2)
図3 QWERTYキーと、フリック入力に対応したケータイキーの2種類が利用できる。スマホとしては標準的なキーボードだ。アクロと同様に「文字」と書かれたキーをロングタップして、キーボードを切り替える(1)(2)
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 一方、QWERTY キーは個々のキーが小さくて打ちにくい。その対策として、エクスペリア アクロのようにローマ字入力でよく使う母音「A」「I」「U」「E」「O」を大きめに表示するものもある。どうしても入力しにくいなら、画面を横向きにして使うのも手だ(図4)。キーボードが拡大して打ちやすくなる。

指先が太い人は横向きの入力がお勧め

図4 スマホのキーボードは本体を横に向けると、それに合わせて回転して横長になる。キーボードが広くなるため、指先が太い人でも余裕を持って入力できる
図4 スマホのキーボードは本体を横に向けると、それに合わせて回転して横長になる。キーボードが広くなるため、指先が太い人でも余裕を持って入力できる
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