ここまで紹介してきた不要ファイルの削除や、設定の変更を実践すれば、Windows XPの動作はある程度軽くなる。せっかくきれいになった環境だ。定期的なメンテナンスでなるべく長持ちさせたい。
しかし、メンテナンスの中には、手間のかかるものが多い。ここでは、こうしたメンテナンスをより手軽に実践する方法を紹介しよう。
スケジュール機能で自動化
まず実践したいのは、メンテナンスを自動化する方法だ。ファイルの断片化を解消する「デフラグ」は、HDDの読み書きの速度を回復させる、不可欠のメンテナンスだ。しかし、デフラグは作業に時間がかかるためおっくうになりがちだ。Windows Vistaや7ではバックグラウンドで自動実行する仕組みになっているが、XPではいちいち手動で行う必要がある。
そこで、活用したいのがフリーソフトだ。ここで使う「Defraggler」はデフラグの処理を簡単にスケジュール化できる。一度デフラグの動作を手動で試したら(図31)、月に一度程度のペースでスケジュールに登録しよう(図32)