Wi-Fi(無線LAN)ルーターとパソコンを無線でつなぐには、ちょっとした手間が必要だ。ネットワークの名前を示す「SSID」と、そこにアクセスするための鍵となる「暗号キー」さえ分かっていれば、さほど難しい作業ではない。SSIDと暗号キーについては「無線LANが必ず分かる基本5カ条 (その2)」を参照してほしい。

 本特集では前回に引き続きWi-Fiルーターとして、ロジテックの「LAN-WH300AN/DGR」を例に、Windows XP/Vista/7、Mac OS Xの設定手順を解説する。Windowsの場合は、OSの機能を使ってSSIDと暗号キーを入力するか、親機に付属するソフトを利用する。Macの場合、付属ソフトが対応していないことが多いので、OSの機能を使って設定しよう。

 パソコン接続の前に、パソコンがWi-Fi機能を内蔵しているかどうかを確認しておこう。もし、していない場合は、USB子機か有線LANをWi-Fiに変換するイーサネットコンバーターが必要だ。ノートパソコンであればUSB子機、デスクトップ機であれば、USB子機かイーサネットコンバーターを使うのが一般的だ。Wi-Fi機能を内蔵しているパソコンなら、特に別の機器は準備しなくてよい。

 それでは手始めにWindows XPの設定について説明しよう。まず最初にWi-Fi機能を内蔵したパソコンを前提にOSの機能だけで設定する方法、次にWi-Fi親機の付属ソフトを使った方法の手順を解説する。そして最後にWi-Fi機能のないパソコンにUSB子機を接続して、Wi-Fi接続する方法を見ていこう。次回はWindows 7/VistaとMacの設定について説明する。

パソコンがWi-Fi機能を内蔵していない場合は、ノートであればUSB子機、デスクトップ機であればイーサネットコンバーターかUSB子機を用意する
パソコンがWi-Fi機能を内蔵していない場合は、ノートであればUSB子機、デスクトップ機であればイーサネットコンバーターかUSB子機を用意する
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