営業や出張などで長時間スマートフォンを使い続けていると、電池を使い切ってしまう心配がある。そんなときに役立つのが、ケーブルでスマートフォンなどにつなぎ充電できる小型の外付けバッテリーだ。コンビニなどで買える乾電池式のものもあるが、お薦めは繰り返し使えるリチウムイオン充電池を内蔵したタイプだ。大半はスマートフォン向けのUSB出力タイプだが、従来型携帯電話に接続し充電できる製品もある。

 外付けバッテリーを選ぶ際に重要なのが、バッテリーの容量だ(図14)。出力電圧を3.7V以上とした場合に、どれだけの電力量を出力できるかを、「mAh(ミリアンペア時)という単位でバッテリーの裏面や説明書などに記載している。これを確認すると、あくまで理論値だが外付けバッテリー1個でスマートフォンを約何回充電できるかを計算できる。また、USB出力端子の電流が1Aの製品と500mAの製品がある。1A入力対応のスマートフォンに1Aで充電すれば、500mAより短時間に充電できるほか、スマートフォンに加えiPadなどのタブレット端末にも使える。

【購入前に容量を確認】
図14 外付けバッテリーで最も大事な仕様は電池容量。手持ちのスマートフォンの電池容量と比較すれば、外付けバッテリー1個でスマートフォンを何回充電できるか分かる。ただし実際には、発熱などのロスがあり充電できる容量は若干減る。また電圧が3.7Vでない場合は単純比較できない
図14 外付けバッテリーで最も大事な仕様は電池容量。手持ちのスマートフォンの電池容量と比較すれば、外付けバッテリー1個でスマートフォンを何回充電できるか分かる。ただし実際には、発熱などのロスがあり充電できる容量は若干減る。また電圧が3.7Vでない場合は単純比較できない
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