電子メールは今や、連絡や情報共有に欠かせないツールとなっている。メールなら、相手の状況を気にせずに用件を送っておけるし、必要な情報を正確に伝え、記録として残すこともできる。連絡手段として、電話よりもメールを主に使うという人も少なくないだろう。

 一方で、コミュニケーションの要となるメールをパソコンの中にだけため込んでおくと、さまざまな課題に直面する。会社のメールは自宅で読めないし、自宅のメールは会社で読めない。またそれらを外出先で読むことも困難だ。さらに、パソコンが壊れたり、紛失したりした場合はどうだろう。万一のことを考えると、大切なメールデータがパソコンの中にしかないのは問題だ。

 そこでお勧めしたいのが、メールデータや連絡先、設定などを全て“クラウド”に保存する「Gmail」の活用である。言わずと知れたグーグルのWebメールサービスで、約7.5GBという大量のメールを保管できる。

 Gmailを使うメリットは、大きく分けて4つある。

 第1に、アクセスの自由さだ。データがインターネット上にあるため、会社や自宅のパソコン、携帯電話やスマートフォンから、同じようにメールを読み書きできる。

【Gmailにはクラウドならではのメリットが満載!】

 第2に、事故・災害に強いこと。パソコンが壊れても、新しいパソコンでブラウザーを起動し、Gmailにログインすれば、以前と同じメール環境を取り戻せる。パソコンを買い替えた場合も、メールの移行という煩わしい作業は一切不要だ。