「Windows Touch」機能は7の目玉の一つ。タッチパネルを搭載したディスプレイに指で触って操作できる機能です。マウスとキーボードのほかに、パソコンを操作する手段が一つ加わるだけと思うのは大間違い。操作性が格段に上がるのです。

 目の前に操作したいアイコンやウインドウがあるとき、マウスやタッチパッドを使わずに、画面を直接触れば操作できます。ダブルクリックやドラグの操作も指タッチ。7のタスクバーのボタンが大きくなったのは、指で触りやすくするためでもあるのです。2本の指を使った「ピンチ」という操作も増えました。画面の拡大や縮小は、指を広げたり狭めたりします。

 まさに直感的に操作できるわけですが、これはパソコンの使い方を変える可能性も秘めています。例えば、タッチ対応の将棋ゲーム。これまでドラグ操作で動かしていた駒を指で動かせます。動画編集ソフトやお絵描きソフトなども楽しみが広がりそうです。「7パソコンが欲しい」という人は、ぜひショップでタッチ機能を実際に体験してみてください。

1回たたくと「クリック」、素早く2回たたくと「ダブルクリック」になる。電気的に感知するので、軽くたたけばOK。
1回たたくと「クリック」、素早く2回たたくと「ダブルクリック」になる。電気的に感知するので、軽くたたけばOK。

ドラグしたい対象に触れ、指を滑らせると「ドラグ」になる。力をかけすぎないように注意。ウインドウの移動や範囲の選択もできる。
ドラグしたい対象に触れ、指を滑らせると「ドラグ」になる。力をかけすぎないように注意。ウインドウの移動や範囲の選択もできる。

画面をタッチしたまま、円マークが表示されてから指を離す。この操作を「プレス・アンド・ホールド」と呼び、「右クリック」に相当する。
画面をタッチしたまま、円マークが表示されてから指を離す。この操作を「プレス・アンド・ホールド」と呼び、「右クリック」に相当する。