修正はOK? それともNG?

 前回は、自分が作った元の文書と他の人が編集した文書を比較して、変更箇所を特定した。引き続き、変更箇所をチェックして、適切なものは修正を反映させ、不適切なものは元に戻すようにする。

 前回の図3を見ると、「校閲」タブの「変更箇所」エリアに、「承諾」ボタンと「元に戻す」ボタンがある。これで、修正箇所を反映させるのか、あるいは元に戻すのかを指定できる。文字通り「承諾」は修正の反映、「元に戻す」は修正を反映させないボタンだ。

 では、まず「次へ」ボタンを押そう。すると最初の修正箇所に移動して、該当箇所が選択状態になる(図1)。修正内容が適切ならば「承諾」ボタンを押す。不可ならば「元に戻す」ボタンを押す。

図1 「次へ」ボタンを押すと、最初の修正箇所である、取り消し線の付いた「7」に移動した。内容を確認して「承諾」か「元に戻す」かを決める
図1 「次へ」ボタンを押すと、最初の修正箇所である、取り消し線の付いた「7」に移動した。内容を確認して「承諾」か「元に戻す」かを決める
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 ここで「承諾」ボタンを押すと、「削除」された文字列ならば消えてなくなってしまう(図2)。また、「挿入」した文字列ならば、下線や文字色が消えて、通常の文字に置き換わる(図3)。「承諾」ボタンを押そうと思って、ボタン下の「▼」を選ぶとメニューが現れる。その場合は慌てずに、「承諾して次へ進む」を選べばよい。

図2 図1の状態から「承諾」ボタンを押したところ。取り消し線の引いてあった「7」が消えてなくなり、次の変更箇所の「6」が選択される
図2 図1の状態から「承諾」ボタンを押したところ。取り消し線の引いてあった「7」が消えてなくなり、次の変更箇所の「6」が選択される

図3 「挿入」された文字列「6」で「承諾」ボタンを押した。挿入した「6」から下線が消えて普通の文字になった
図3 「挿入」された文字列「6」で「承諾」ボタンを押した。挿入した「6」から下線が消えて普通の文字になった