デジカメの良いところは、かつてのフィルムカメラのようにフィルム代を気にしなくてもいいこと。だからついついどんなものでも、何枚も撮影してしまう。また現像代も気にしなくていいので、うまく撮影できた写真だけでなく、とりあえず全部のデータをハードディスクなどに保存しがちだ。

 当然、どんどん画像データはたまっていき、いざ必要になったとき、目当ての写真が見つからない。こんなことなら、印画紙に焼いてアルバムに整理していた昔の方が楽しかった、ともなりかねない。

 また撮影すればするほど、「ああ、せっかくいい写真なのに赤目だ」「すてきな風景なのにちょっと斜めになっている」などといった、捨てるには惜しい“イマイチ写真”が増えていく。

 そして肉親や知人に、撮影した大量の写真を見せたいときも、いちいちプリントアウトして郵送したのでは、かなりの手間とお金がかかってしまう。

 このような、デジカメ画像につきもののお悩みを、まとめて解決してくれるのがマイクロソフトが無償で提供する画像ソフト「Windows Live フォトギャラリー」(以下フォトギャラリー)だ。

MSの無償提供画像ソフト、管理・編集・共有をこなす

 フォトギャラリーを使えば、写真のデータにタグなどの目印を付けて簡単に整理できる。また人物写真などは、人相の違いをソフトが検知して、同じ人物の写真をまとめやすくしてくれる。

Windows Live フォトギャラリー

写真のデータに様々なタグを付けることができるので「ベストショット」「重要な写真」「なかなかいい写真」「いちおう保存」など、ランク分けして整理しておくことができる。また、被写体の顔つきの違いを認識して、人ごとにまとめやすくもしてくれる
写真のデータに様々なタグを付けることができるので「ベストショット」「重要な写真」「なかなかいい写真」「いちおう保存」など、ランク分けして整理しておくことができる。また、被写体の顔つきの違いを認識して、人ごとにまとめやすくもしてくれる
[画像のクリックで拡大表示]

 イマイチ写真も、デジタル画像ならではの強みを生かし、とても簡単な操作で素早く修整。「赤目」「傾き」「ゴミや汚れ」「コントラストがはっきりしない」など、アマチュアカメラマンが陥りやすいミスを、うまくカバーしてくれる。

捨てるには惜しい“イマイチ写真”は、簡単な操作で補正できる。「赤目」「傾き」などのアマチュアカメラマンにありがちなものだけでなく、「ノイズの混入」などにも対応。補正だけでなく、「パノラマ写真」などの凝った画像作りもできる
捨てるには惜しい“イマイチ写真”は、簡単な操作で補正できる。「赤目」「傾き」などのアマチュアカメラマンにありがちなものだけでなく、「ノイズの混入」などにも対応。補正だけでなく、「パノラマ写真」などの凝った画像作りもできる
[画像のクリックで拡大表示]