面倒なダビング作業は一切したくない─。そんな人には、お店のダビングサービスがお勧めだ。カメラ店などで写真のプリントを注文するような感覚で、手軽にDVDへ変換できる(図1)。

 現在、ダビングサービスをしているのは、大手では3社ある。キタムラ、富士フイルム、日本ジャンボーだ(図2)[注1]。

図1 ビデオテープをDVDへダビングするサービスは、カメラ店やDPE店で受け付けている。仕上がりまでは3日~2週間。60分テープ1本で1575~2000円掛かる。手間が一切ないのが魅力だ
図1 ビデオテープをDVDへダビングするサービスは、カメラ店やDPE店で受け付けている。仕上がりまでは3日~2週間。60分テープ1本で1575~2000円掛かる。手間が一切ないのが魅力だ
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【主なDVDダビングサービス】
図2 大手3社と独立系事業者のサービス内容の比較。どこも、複数テープのつなぎ編集やカビ取り、テープ切れの補修は別料金になっている
図2 大手3社と独立系事業者のサービス内容の比較。どこも、複数テープのつなぎ編集やカビ取り、テープ切れの補修は別料金になっている
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 ダビング料金の相場は、ビデオテープ1本60分以内で1575~2000円、120分以内なら2410~3990円。3日~2週間でDVDが出来上がる。中小の業者なら、1本980円でダビングできるところもある[注2]。

 対応するビデオテープは、VHS、VHS-C、ミニDV、8ミリビデオ、Hi8、デジタル8など。さらにβ(ベータ)や8ミリのフィルムまでDVD化できるサービスもある。

 お店でダビングするメリットは3つある(図3)。まず第1は、手間が掛からないこと。ビデオテープだけを持参すれば、完全に“おまかせ”で仕上がる。

 第2には、確実にダビングできること。自分で作業すると、機材のトラブルなどで試行錯誤することがある。また、テープが大量にあると、一部をダビングし忘れる心配もあるだろう。その点、お店に発注すれば安心だ。

 そして第3は、トラブルへの対応だ。テープにカビが生えていたり、切れていたりすると、個人では完全にお手上げになる。お店に頼めば、数千円の追加料金で補修してダビングできる。

【お店に依頼する3大メリット】
図3 お店に依頼すると、費用は多少かさむがそれ以上のメリットがある
図3 お店に依頼すると、費用は多少かさむがそれ以上のメリットがある
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[注1]各社のURLは以下の通り。キタムラ(http://www.kitamura.jp/)、富士フイルム(http://fujifilm.jp/)、ケイジェイイメージング(http://www.kjimaging.co.jp/)、ダビングスタジオ(http://dubbing.www.gr.jp/
[注2]料金は、すべてDVD-Rのディスク代も含まれている