オートシェイプを使って図形を組み込もうとすると必ず現れる「描画キャンバス」。これは、「オートシェイプを挿入するなら、描画キャンバスも必要なはず」というWordの“思い込み”によるもの。描画キャンバスは、複数の図形を整列させるためには便利な機能。しかし、1つの図形を描くときはこれが、邪魔になる。

 この迷惑機能をオフにするには、Wordの基本設定を変更すればよい。必要なときだけ描画キャンバスを利用することもできる[注]。

図1 四角形など、図形を組み込むのに便利な「オートシェイプ」。挿入するには、「オートシェイプ」から種類を選択して図形を選ぶ(1)~(3)
図1 四角形など、図形を組み込むのに便利な「オートシェイプ」。挿入するには、「オートシェイプ」から種類を選択して図形を選ぶ(1)~(3)
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図2 図形を描こうとすると、画面いっぱいに「描画キャンバス」と呼ばれるスペースが現れる。複数の図形を扱うには便利な機能だが、1つの図形を組み込むには邪魔になる
図2 図形を描こうとすると、画面いっぱいに「描画キャンバス」と呼ばれるスペースが現れる。複数の図形を扱うには便利な機能だが、1つの図形を組み込むには邪魔になる
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[注]描画キャンバスの表示をオフにした後、それが必要になったら、ツールバーの「挿入」→「図」の「新しい描画オブジェクト」を選べば、その都度挿入できる