一般的なユーザーは、アプリケーションの起動やファイルの削除といったありとあらゆる作業をGUIで行う。だからこそウインドウ操作の巧拙は作業時間に直結する。究極の突破ワザで時短しよう。

【7】→Windows 7 Home Premium、【Vista】→Windows Vista Home Premium、【XP】Windows XP Home Edition

(1) 完全に消去したファイルを復活

【7】

 単に削除したファイルは「ごみ箱」フォルダーを開けば復旧できるが、「ごみ箱を空にする」メニューを実行したら後の祭り。必要なファイルだったと気が付いても、専用ソフトやサービスを使わない限りファイルは復旧できない。

 朗報なのは、うっかりごみ箱を空にした後でもファイルを復旧できる機能がWindows7に搭載されたこと。操作は簡単だ。削除したファイルが保存されていたフォルダーを右クリックして「以前のバージョンの復元」を選択。ファイルを削除する前の「更新日時」が記されたフォルダーを選択して「復元」ボタンを押すだけだ。

 ファイルの復旧は、「復元ポイント」機能で実現されている。復元ポイントは、Windowsアップデートなどを実行するたびに自動生成される。ファイルの作成直後に削除してごみ箱を空にすると、復元ポイントがないため削除したファイルは復旧できない点は理解しておこう。

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