「パソコンが遅いので何とかしたい」という相談をよくいただきます。そんな人は、一度、パソコンのCドライブの空き容量をチェックしてみましょう。

 Cドライブとは、Windows本体やメール、写真や自分で作った文書が保存される場所です。この空きが少なくなるのが、パソコンが遅くなる大きな原因です。

 つまり、Cドライブの空きを増やせば──すなわちCドライブを“軽く”すれば、パソコンは快適になるのです。

 この特集では、なるべく簡単な方法でCドライブを軽くする方法を紹介します。また、実は軽くした後のメンテナンスや使い方こそ、その後の快適さを保つポイントとなります。これについてもバッチリお伝えします。

図1 「スタート」→「マイコンピュータ」とクリック。
図1 「スタート」→「マイコンピュータ」とクリック。

図2 Cドライブをクリックすると、左側に「空き領域」と「合計サイズ」が表示される。「C」以外のドライブがある場合は、そのドライブの容量も確認しよう。
図2 Cドライブをクリックすると、左側に「空き領域」と「合計サイズ」が表示される。「C」以外のドライブがある場合は、そのドライブの容量も確認しよう。

Cドライブを軽くするコツ

 Cドライブの空き容量を増やせばパソコンの動作が快適になりますが、実際には何をすればいいのでしょう? シンプルに考えれば、「C」からほかのドライブにデータを移すか、Cドライブ自体の容量を大きくすることなどが挙げられます。お薦めは、手間はかかるものの準備があまり要らない「移す」方法です。外付けハードディスク(HDD)があるなら迷わず試してみてください。

 どちらを選ぶにしても、その効果を十分発揮するために、Cドライブにたまったファイルを一度“棚卸し”しましょう。写真や文書など、使わないファイルは意外に多いもの。また、トラブルの要因を消す作業も定期的にするといいでしょう。具体的には次ページで紹介します。