「メニューの表示速度が遅い」「ソフトがすぐに反応しない」など、Windowsを使用しているとレスポンスの悪さに不満を抱くことがある。実は、操作の反応速度はWindowsの初期設定によって制限されている。どのユーザーにも支障なく使えるようするためだ。
しかし、Windowsの設定が集約されたレジストリを書き換えれば、このリミッターを解除可能だ。レジストリの操作はリスクも伴うが(囲み記事参照)、Windowsが快適化するのは確か。レジストリを扱った上級者限定の快適ワザを紹介しよう。
ユーザーがイラッとさせられる動作の一例が、ショートカットのリンク検索機能だ。リンク先を削除したショートカットを誤ってダブルクリックすると、Windowsはお節介にもリンク先を探しに行く(図1)。「キャンセル」を押せばエラー画面になるのだが、リンク先がないと分かっているだけに煩わしい。
Windowsに付属するレジストリ編集用ソフト「レジストリエディタ」を使い、図2から図5の手順で操作すれば、このショートカットのリンク検出機能を無効化できる。再起動して、リンク先のないショートカットをダブルクリックすると、即座にエラーを返すようになる。