ワザ1.分類は「自分が分かる」が鉄則

 フォルダーを開いても、目的のファイルがなかなか見つからない─そう嘆く人は、1つのフォルダーに保存しているファイルの数を見直してみるとよい。「マイドキュメント」の中に、あるいは特定のフォルダーの中に、たくさんのファイルを並べてはいないだろうか。

 フォルダー内のファイルは、「並べ替え」のプルダウンメニューで切り替えることで、名前や更新日時、作成者、種類などに並べ替えられる。ただ、ファイルの数が多くなると、並べても一見しただけでは目的のファイルを認識しにくい(図1)。同じアイコンのファイルがいくつも並んでいるといっそう厄介だ。

【フォルダーは「多く」よりも「深く」】
図1 「マイドキュメント」にフォルダーを作らずにファイルを保存した状態。ファイル数が多くなると、ごちゃごちゃしたりスクロールしなければ見えなくなったりして、目的のファイルを見つけにくくなる
図1 「マイドキュメント」にフォルダーを作らずにファイルを保存した状態。ファイル数が多くなると、ごちゃごちゃしたりスクロールしなければ見えなくなったりして、目的のファイルを見つけにくくなる
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フォルダーはこまめに分類

 フォルダーにファイルを分類して保存するときは、「多く」よりも「深く」を意識しよう(図2)。1つのフォルダーに入れるフォルダーは、一目ですべてを認識できる数に抑えるのが原則。目安として、エクスプローラーを開いたときに一画面に収まる程度、スクロールしなくてもすべてが表示される程度にしておこう。

図2 マイドキュメントに「Aプロジェクト」→「ユーザーイベント」→「セミナー関連」とフォルダーを作り、ファイルを分類した。フォルダーを順に開かなければならないが、各フォルダー内のファイル数が少なく、見つけやすい
図2 マイドキュメントに「Aプロジェクト」→「ユーザーイベント」→「セミナー関連」とフォルダーを作り、ファイルを分類した。フォルダーを順に開かなければならないが、各フォルダー内のファイル数が少なく、見つけやすい
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 フォルダーに保存しているファイルが増えてきたら、フォルダーの中に新しいフォルダーを作って分類する。面倒なようでも、こうしてこまめに複数のフォルダーに分け、それをたどる形にした方が、結果的にファイルは見つけやすい。