Internet Explorer(IE)などのWebブラウザーには、Webサイトで入力したユーザーIDとパスワードを記憶(保存)する機能があります。一度記憶させれば、同じサイトにアクセスした際には、パスワードが自動的に入力されるようになります。
パスワード入力の手間が省けると共に、パスワードを覚えておく必要がないので便利です。ただし、同じパソコン(アカウント)を複数のユーザーで使用している場合や、誰でも利用可能なパソコンを使う場合には、記憶させないようにしましょう。悪用される恐れがあります。
自分専用のパソコンであっても、パソコンから離れたすきに悪用される危険性があるので、重要なパスワードは記憶させておかない方が、セキュリティ上は、望ましいといえるでしょう。記憶させている場合には、消去した方が安全です。
パスワードを記憶できるWebブラウザーには、消去する機能も備わっています。例えばIE7では、「ツール」の「閲覧の履歴の削除」から消去できます(図1)。なお、他人や共用のパソコンを使った後には、「すべて削除」を選んで、履歴なども同時に削除することをお勧めします。