文書の体裁を整える際も、配置の自由が利かず、イライラする。例えば、文字サイズを大きくした途端、行間が不自然に広がることがある(図1)。これは、「グリッド」の働きが原因だ。

図1 文字のサイズを大きくすると、勝手に行間が広がることがある。バランスが良くなるように、行間を調整したい
図1 文字のサイズを大きくすると、勝手に行間が広がることがある。バランスが良くなるように、行間を調整したい
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 Wordでは、文字列を「行グリッド」という隠れた基準線に沿って配置する。行グリッドを表示すると、大きな文字がグリッド2行分を使っていることがわかる(図2)。そのため、行間が不自然に広がってしまうのだ(図3)。

図2 まずは行グリッド線を表示してみよう。それには「表示」メニューから「グリッド線」を選ぶ
図2 まずは行グリッド線を表示してみよう。それには「表示」メニューから「グリッド線」を選ぶ
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図3 入力した文字は行グリッド線に沿って配置される。1行分の高さに収まらない文字は、2行分を使う。これが行間の広がる原因だ
図3 入力した文字は行グリッド線に沿って配置される。1行分の高さに収まらない文字は、2行分を使う。これが行間の広がる原因だ