今やUSBメモリーは誰もが手軽に利用するメディア。それだけに情報が漏洩する危険は大きいといえます。他人の手に渡ったUSBメモリーから、データを簡単に読み取らせないようにする対策としては、暗号化やパスワードの設定といった方法があります。

 1番のお勧めは、セキュリティ機能付きのUSBメモリーを使うことです。例えばバッファローの「RUF2-FHS」。指紋認証機能が付いていて、登録した指紋を使わないとファイルは開けません(図1)。

【対策機能付きUSBメモリー】
図1 セキュリティ機能付きの製品を利用したい。写真は指紋認証機能が付いた「RUF2-FHS」(バッファロー)。10個まで指紋が登録できる
図1 セキュリティ機能付きの製品を利用したい。写真は指紋認証機能が付いた「RUF2-FHS」(バッファロー)。10個まで指紋が登録できる
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 また、バッファローの「RUF2-HSCL」、アイ・オー・データ機器の「ED-S2/A」などは、データを保存するだけで内容が暗号化されます。通常は設定したパスワードを入力することで復号できますが、特定のパソコンでないと復号できないような設定も可能です。USBメモリーを介して感染するウイルスが猛威を振るっていますが、これを防ぐ機能が付いたバッファローの「RUF2-HSCUW」などもあります。