それでは、実際にHDDをSSDに換装する手順を見ていこう。用意したノートパソコンは、2003年発売のソニー「バイオノートFR(PCG-FR77G/B)」(図1)。

[画像のクリックで拡大表示]

 購入編3ページで紹介した方法で搭載するHDDの仕様を調べたところ、2.5型でウルトラATA接続だった。そこで、今回はバッファローの「SHD-NPUMシリーズ」を選んだ。これは、ウルトラATAに対応したSSDだ。

 この製品の長所は、HDDからSSDへのデータ移行を円滑に進めるためのツールが用意されていること。本体はUSBポートを装備し、専用のデータ移行ソフトやUSBケーブルが付属する。

 データを移行するときは、ノートパソコンとSSDをUSBケーブルで接続し、データ移行ソフトを使ってHDDからSSDにデータを丸ごとコピーする。データ転送の作業はウィザード形式で進むので、迷わず操作できる。そして、データ移行後に、HDDとSSDを交換すればよい。

CとDの容量比率を保ちつつ全体の容量を2倍に拡大!

 PCG-FR77G/Bが搭載していたHDDの容量は、60ギガバイト。せっかくなので、新たに取り付けるSSDは120ギガバイトとし、高速化だけでなく大容量化も図った(図2)。

[画像のクリックで拡大表示]