ブックマークレットは、通常URLを登録するWebブラウザーの「ブックマーク(お気に入り)」欄に、Webページの閲覧を便利にする機能を登録できる特殊なブックマークです。登録したブックマークレットをクリックすることで、Webページを拡大したり自動翻訳サービスで翻訳したりといったことができるようになります(図1、図2)。

【Web閲覧が便利になるプログラムをお気に入りから実行できる】
図1 ブックマークレットは、JavaScriptで記述された小さなプログラムをWebブラウザーの「ブックマーク(お気に入り)」から実行できるもの。例えば「拡大」というブックマークレットをクリックすると、画面を30%ずつ拡大表示する。ページを更新すれば元の大きさに戻る
図1 ブックマークレットは、JavaScriptで記述された小さなプログラムをWebブラウザーの「ブックマーク(お気に入り)」から実行できるもの。例えば「拡大」というブックマークレットをクリックすると、画面を30%ずつ拡大表示する。ページを更新すれば元の大きさに戻る
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図2 Webページを翻訳するブックマークレットもある。わざわざ翻訳ページを開かなくても、ブックマークレットをクリックするだけで翻訳できるので便利だ
図2 Webページを翻訳するブックマークレットもある。わざわざ翻訳ページを開かなくても、ブックマークレットをクリックするだけで翻訳できるので便利だ
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 いちいちメニューを呼び出したり、Webサービスへアクセスしたりしなくても、現在表示しているWebページに対して直接いろいろな操作ができるのが特徴です。

 ブックマークレットの中身は、通常、JavaScriptと呼ぶ小さなプログラムです。ブックマークレットをクリックすると別のWebページにジャンプするのではなく、JavaScriptのプログラムが起動する仕組みです。プログラミングの知識があれば、自分でブックマークレットを作ることも可能です。