音楽は、CDやMP3ファイルを店舗やインターネット経由で購入し、自宅や通勤途中に聴いて楽しむだけのもの──。もしも、あなたが音楽好きなら、そう決めつけてしまうのはもったいない。自分でオリジナルの曲を作ったり、好みにアレンジしたりすることで、音楽の世界は一気に広がりを増すからだ。
そうはいっても、楽器は持っていないし、そもそも曲作りなんてしたこともない人がほとんどだろう。でも大丈夫。楽器や音楽の専門知識がなくても曲は作れる。1台のパソコンさえあれば、オリジナルの曲を誰でも簡単に作れてしまう「デスクトップミュージック」を始められるのだ(図1)。
作ったオリジナル曲の楽しみ方はさまざまだ(図2)。パソコンで聴くだけでなく、CD-Rに記録してマイカーでドライブ中に聴くのもよい。オリジナル曲は著作権のしがらみがないため、フォトムービーのBGMに利用して友人・知人に広く配布しても問題ない。もし、ギターなどの経験があるなら、ドラムやベースなどのバックバンドをパソコンで作り出そう。クローゼットの奥から引っ張り出したギターを自分で弾けば、自宅にいながら1人でもバンド演奏が楽しめる。