Windowsのトラブルは、「起動しない」「よく止まる」といった深刻なものから、「動作がどうも遅い」などの日ごろの悩みまで様々です。ステップを踏みながら原因を見極めれば、きちんと解決できます。

 電源を入れてもウンともスンともいわない、起動したら青や黒一色の画面で意味不明なエラーが表示された――これはパソコンが起動しないときの典型的な症状です(下図)。

 どの段階でトラブルが起きたかによって、おおよその原因はつかめます。機械的な故障なら修理するしかありませんが、Windowsの設定情報などの破損は、故障ではなくシステムの不具合なので、これらは自分で解決できます。次ページからその方法を紹介しましょう。

 なお、「動作が遅い」「ソフトが不安定」などのトラブルは4~7ページ、どうしても直らないときの最終手段「リカバリー」は8~10ページで紹介しています。

パソコンが起動しない主な原因はこの3つ!
パソコンの電源を入れて、どの段階でトラブルが起きたかで、ある程度は原因を推測できる。電源がまったく入らなければ故障、Windowsのロゴが現れるならシステムの不具合の可能性が高い。
パソコンの電源を入れて、どの段階でトラブルが起きたかで、ある程度は原因を推測できる。電源がまったく入らなければ故障、Windowsのロゴが現れるならシステムの不具合の可能性が高い。
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