ショートムービーをネットで共有

 編集した動画は、家族や友人にも楽しんでもらいたい。1番手軽なのは、メールに添付したり、ファイル転送サービスで送ったりすること。でも、ファイルサイズが大きいとメールでは送れなかったり、見せたい相手が複数人いるときはいちいち送るのが面倒だったりする。

 そんなときは、動画共有サイトやSNSで公開するのが賢い方法だ。動画共有サイトなどに動画ファイルをアップロードすると、その動画を見るためのURLが割り当てられる(図1)。あとは、そのURLを動画を見せたい相手に送るだけ。相手はパソコンや携帯電話からそのURLにアクセスすると、Webブラウザー上で動画を視聴できる。

【ネットを介して家族・友人と共有する】
図1 動画共有サイトに動画をアップロードして公開すると、ほかのパソコンや携帯電話からインターネットを介して閲覧できる
図1 動画共有サイトに動画をアップロードして公開すると、ほかのパソコンや携帯電話からインターネットを介して閲覧できる
[画像のクリックで拡大表示]

友人だけに見せるのもOK

 「インターネット上で誰でも見られるようにするのはイヤ」「家族や友人にだけ見せたい」という人も心配は不要だ。ほとんどの動画共有サイトでは、動画を公開する相手を制限できる。相手もそれらのサイトのユーザーであることが条件の場合が多いが、相手のユーザー名やメールアドレスをあらかじめ指定したり、動画の閲覧を許可するグループに登録したりすることで、決まった相手だけに動画を見せられるのだ。

 ここでは、動画共有サイトの代表格「YouTube」を例に、動画をアップロードする手順を見てみよう。

 まずは、準備。動画のファイル形式や容量をチェックする。アップロードできる動画のファイル形式や容量は、動画共有サイトによって異なっている(図2)。デジカメで使われる「AVI」「MOV」「MPEG」などのファイル形式にはほとんどの動画共有サイトが対応しているので問題ないが、デジタルビデオカメラは要注意だ。デジタルビデオカメラのファイル形式に動画共有サイトが対応していない場合は、ファイル形式の変換が必要になる(別掲記事を参照)。あるいは、動画編集ソフトで編集した際に、「WMV」で書き出しておくと確実だ。

【動画共有サイトの例】
図2 ほとんどの動画共有サイトはユーザー登録が必要。サービスによって公開できるファイル形式や容量が異なる
図2 ほとんどの動画共有サイトはユーザー登録が必要。サービスによって公開できるファイル形式や容量が異なる
[画像のクリックで拡大表示]