編集の基本は不要部分のカット

 ここからは動画の制作にチャレンジしよう。撮影した映像を編集するには、まずパソコンに動画を取り込む。取り込む方法は、カメラのタイプによって異なる(図1)。従来からあるテープ式のデジタルビデオカメラならば、IEEE1394ケーブルでパソコンと接続。内蔵のフラッシュメモリーやハードディスク(HDD)、メモリーカードに記録するタイプのデジタルビデオカメラやデジカメは、USBケーブルでパソコンと接続するか、メモリーカードスロットにメモリーカードを差し込む。

【カメラによって取り込み方法は異なる】
図1 カメラの種類によって、パソコンに取り込む際の接続方法は異なる。最近のデジタルビデオカメラ、デジタルカメラは、USB2.0、メモリーカードの両方に対応しているものが多い
図1 カメラの種類によって、パソコンに取り込む際の接続方法は異なる。最近のデジタルビデオカメラ、デジタルカメラは、USB2.0、メモリーカードの両方に対応しているものが多い
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 取り込みには、動画編集ソフトを使うのが一般的だ。一番手軽なのはWindows XP/Vistaに搭載されている「Windowsムービーメーカー」。テープ式のデジタルビデオカメラやデジカメなどの動画を取り込める。

 ただし、Windowsムービーメーカーはデジタルビデオカメラで主流になっているAVCHD形式の動画が扱えない。そこで、これらのカメラでは市販の動画編集ソフトやカメラに付属の動画管理ソフトを使う。Windows 7の場合は、Windows LiveムービーメーカーでAVCHD形式の動画を扱うことができる。

 いずれのカメラ、ソフトでも、取り込みの手順に大きな違いはない。ただ、テープ式のデジタルビデオカメラは、動画の読み込みに再生と同等の時間が掛かる。一方、フラッシュメモリーやHDD、メモリーカードを使うデジタルビデオカメラやデジカメは、動画ファイルをパソコンに転送するだけなので数分で終わる。

 取り込みから編集までの手順を見てみよう。ここでは、Windows Vista版のWindowsムービーメーカーを使った。