最初にご覧に入れるのは、上司や得意先を説得するための「1枚企画書」だ(図1)。このような文書は、PowerPointが最も得意とするところ。訴求力満点の文書を短時間で作成できる。

図1 「1枚企画書」は、用紙1枚に図形や表、写真など、いろいろなパーツを盛り込んで、企画の全体像をわかりやすく説明したもの。この手の文書作成は、パワーポイントが最も得意とする
図1 「1枚企画書」は、用紙1枚に図形や表、写真など、いろいろなパーツを盛り込んで、企画の全体像をわかりやすく説明したもの。この手の文書作成は、パワーポイントが最も得意とする
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 企画書作りのポイントは、大切なことを要領よくコンパクトにまとめること。ダラダラと長文の文書を作っても、相手は見向きもしない。図表や写真を効果的に使って、主な内容が一目でわかる書類に仕上げるのが理想だ。

 実作業を手際よく進めるために、事前に大まかな配置計画を立てておこう(図2)。ここでは用紙を4つのブロックに分け、企画概要、料金設定、現地イメージ、実施計画の4要素をまとめていくことにした。行き当たりばったりで、個別の要素を作るより、このほうがはるかに作業がはかどるはずだ。

図2 1枚企画書では、スライドを数ブロックに分けて、企画の趣旨や図解を盛り込むのが鉄則。ここでは4つのブロックに分ける
図2 1枚企画書では、スライドを数ブロックに分けて、企画の趣旨や図解を盛り込むのが鉄則。ここでは4つのブロックに分ける
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