「不要なところまで印刷された」「きれいに印刷できない」。プリンターから出てきた印刷物を見てガッカリした覚えは誰にでもあるはず。実は、失敗を防ぐ極意は印刷前のちょっとした準備や工夫にあります!

1、インクや用紙を無駄遣いしてしまう

 印刷の思わぬ失敗といえば、用紙に収まらなかったり、必要のないページが大量にプリントされたり……といったケースでしょう。印刷ミスしてからでは遅いので、事前の確認や設定で防ぎましょう。基本的な予防法は、いきなり印刷せずに「プレビュー」を確認すること。さらに下で紹介した二つの解決法を押さえれば万全。インクや用紙の無駄遣いがなくなります。

 

■不要なページまで印刷された!

【ズバリ解決】 必要な部分だけ印刷する

 不要なページまで印刷してしまう場合は、印刷時に必要なページを指定すれば避けられます(図1、図2)。ページの番号はプレビューで確認しましょう(次ページ「これで予防」参照)。なお、ソフトによってページを指定する画面は多少異なります。また、ホームページや文書の必要な部分を抜き出して、印刷することもできます(図3、図4)。

必要なページを指定して印刷

図1 IEでは「ファイル」→「印刷」とクリック。「ページ指定」を選び(1)、ページ番号(左ページ上の<a href=プレビューで確認)を入力し(2)、「印刷」(3)。">
図1 IEでは「ファイル」→「印刷」とクリック。「ページ指定」を選び(1)、ページ番号(左ページ上のプレビューで確認)を入力し(2)、「印刷」(3)。
図2 Excelでは「印刷範囲」欄で「ページ指定」を選び(1)、印刷するページの最初と最後の番号を「開始」と「終了」の欄に入力し(2)、「OK」をクリック(3)。
図2 Excelでは「印刷範囲」欄で「ページ指定」を選び(1)、印刷するページの最初と最後の番号を「開始」と「終了」の欄に入力し(2)、「OK」をクリック(3)。

範囲を指定して印刷

図3 ホームページの一部の文字を印刷したいときは、その範囲をドラグして選択し(1)、「ファイル」→「印刷」とクリック(2)。[注1]
図3 ホームページの一部の文字を印刷したいときは、その範囲をドラグして選択し(1)、「ファイル」→「印刷」とクリック(2)。[注1]
[注1]ホームページによってはうまく印刷できない場合があります。
図4 「選択した部分」を選び(1)、「印刷」をクリック(2)。WordやExcelの場合も、文書の一部を同様の手順で選択して印刷できる。
図4 「選択した部分」を選び(1)、「印刷」をクリック(2)。WordやExcelの場合も、文書の一部を同様の手順で選択して印刷できる。