メールのやり取りは相手がいるだけに、送ったはずのメールが届かない、メールが送れないといった失敗は避けたいものです。特に怖いのは、受け取った大切なメールをなくしてしまうことです。でも、ほんのちょっと工夫するだけで、こんな失敗を未然に防ぐことができます。

送受信編

1、ファイルを送ったが、相手に届かない

 添付ファイル付きのメールが相手に届かない──。メールアドレスは正しくても、添付したファイルの容量が大きいと、相手が受け取れないことがあります。2~3MBを目安にしましょう(図1、図2)。写真を送るときは、画像のサイズを縮小する手もあります(図3、図4)。また、複数回に分けて送るのが面倒なら、転送サービスを使うのがお勧めです(図5)。

【ズバリ解決】 添付ファイルは2~3MBが目安

図1 送りたいファイルを右クリックして、「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダ」とクリックする。
図1 送りたいファイルを右クリックして、「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダ」とクリックする。
図2 圧縮済みのファイルをメールに添付する。添付ファイルのサイズが2~3MBになっていることを確認してから送ろう(ここでは「2.31MB」)。
図2 圧縮済みのファイルをメールに添付する。添付ファイルのサイズが2~3MBになっていることを確認してから送ろう(ここでは「2.31MB」)。

【ズバリ解決】 写真をサッと見てもらうならサイズを縮小して送る

図3 通常のデジカメ写真は、既に圧縮済みのJPEG形式で保存されているため、圧縮の効果が低い。圧縮する代わりにサイズを縮小して送るのも手だ[注]。まず、(1、2)のように操作する。
図3 通常のデジカメ写真は、既に圧縮済みのJPEG形式で保存されているため、圧縮の効果が低い。圧縮する代わりにサイズを縮小して送るのも手だ[注]。まず、(1、2)のように操作する。
[注]この方法では、印刷には向かない画質になる場合があります。相手にパソコン上で開いて見てもらうのが目的ならお勧めの方法です。
図4 図3の操作後に開いた画面で「詳細オプションの表示」をクリック。この画面になるので、写真のサイズを選択し(1、2)、「OK」をクリック(3)。
図4 図3の操作後に開いた画面で「詳細オプションの表示」をクリック。この画面になるので、写真のサイズを選択し(1、2)、「OK」をクリック(3)。

【ズバリ解決】 大容量のまま送るなら転送サービスを使う

無料のファイル転送サービス
データ便 登録なしで、100MBまでのファイルを送れる。
宅ふぁいる便 登録すれば、100MBまでのファイルを送れる。

 「データ便」などのファイル転送サービスを利用すれば、大容量のファイルを送ることができる。メールをもらった相手は、メールに記されたリンクをクリックして転送サービスのページを開き、そこからファイルをダウンロードして受け取る。