「保存したはずのファイルが見つからない」「操作を間違えてファイルを消してしまった」……。Windowsの操作ミスは、思わぬ大失敗につながることもあります。ここでは、「ファイル&フォルダ編」「ソフト編」などに分け、Windows操作の失敗を防ぐ“鉄則”を紹介します。

ファイル&フォルダ編

1、ドラグ操作を間違えてしまう

 ファイルをドラグしたけれど、実際はお目当てのものではなかった……。ドラグ操作を間違えたときは、あわてずに「Esc」キーを押しましょう(図1)。操作が取り消され、ファイルを選び直せるようになります。

【ズバリ解決】 「Esc」キーでドラグをキャンセル

図1 間違ってドラグしたときは指を離さず、「Esc」キーを押して取り消す。また、マウスの左ボタンを押したまま右ボタンも押しても取り消すことができる。
図1 間違ってドラグしたときは指を離さず、「Esc」キーを押して取り消す。また、マウスの左ボタンを押したまま右ボタンも押しても取り消すことができる。
2、移動したいのにコピーになる

 ファイルを移動したつもりでもコピーになったときは、移動先のドライブの種類を確認します。例えば、Cドライブから外付けHDDへのドラグなど、異なるドライブをまたぐ操作はコピーになります(図2)。移動かコピーかのどちらかで迷ったらポインターに注目。横に「+」があればコピーと覚えておきましょう(図1)。

【これで予防】 ドラグ中はポインターの形に注目

図1 ドラグ中はポインターに注目。「+」が付いているときにボタンを離すと「コピー」になり(右図)、何も付いていないと「移動」になる(左図)。[注1]
図1 ドラグ中はポインターに注目。「+」が付いているときにボタンを離すと「コピー」になり(右図)、何も付いていないと「移動」になる(左図)。[注1]
[注1]Windows Vistaでファイルをドラグすると、ポインターの下に「~へ移動」「~へコピー」と表示されます。XPよりわかりやすくなっています。

ドラグ先によって移動かコピーかが違う

図2 ドラグ先が同じドライブなら「移動」に。外付けHDDやUSBメモリーなど、異なるドライブにドラグすると「コピー」になる。
図2 ドラグ先が同じドライブなら「移動」に。外付けHDDやUSBメモリーなど、異なるドライブにドラグすると「コピー」になる。