快適に動いてたビスタパソコンなのに、設定を変更したり、新しいソフトや周辺機器を追加したりしたら、調子が悪くなってしまった。それなら、ビスタの「システムの復元」という機能を使って、パソコンの状態を調子が良かったときに戻しましょう。

 「システムの復元」を使うと、ビスタの設定を変更前に戻したり、ソフトや周辺機器のドライバーをインストールする前の状態に戻すことができるのです。受信したメールや作成したファイルは、最新の状態で残るので安心して復元作業ができます。

 それにはまず「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「システムの復元」とクリックします(図1)。現れた「システムの復元」画面で「推奨される復元」をチェックしたら「次へ」をクリックします(図2)。次の画面で「完了」をクリックすると、警告画面が表示されるので、「はい」をクリックすると、復元作業が始まります(図3)。これで、推奨された日時にパソコンの状態を戻せます。

図1 「スタート」ボタンから項目をたどり「システムの復元」をクリック。
図1 「スタート」ボタンから項目をたどり「システムの復元」をクリック。
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図2 「推奨される復元」を選び、「次へ」をクリック。
図2 「推奨される復元」を選び、「次へ」をクリック。
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図3 警告が表示されるが、続行するときは「はい」をクリック。
図3 警告が表示されるが、続行するときは「はい」をクリック。
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 それでも調子が悪いのなら、過去の日付を指定して、その日の状態に戻すこともできます。それには、図2の画面を表示したときに「別の復元ポイントを選択する」をチェックして「次へ」をクリックします(図4)。次の画面で「経過日数が5日を越えている復元ポイントを表示する」をチェックして、表示された復元ポイントの中から戻したい日の日付をクリックして、「次へ」をクリックします(図5)。この後は上と同じ操作になります。

図4 復元する日時を選びたいときは「別の復元ポイントを選択する」をクリック。
図4 復元する日時を選びたいときは「別の復元ポイントを選択する」をクリック。
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図5 目的の復元ポイントを選び、「次へ」をクリック。後は、図3と同じ。
図5 目的の復元ポイントを選び、「次へ」をクリック。後は、図3と同じ。
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 パソコンによっては、システムの復元が無効になっている場合があります。そのときは「スタート」をクリックし、「スタート」メニュー上の「コンピュータ」を右クリックし、開いたメニューで「プロパティ」をクリックします(図6)。そこで、「システムの保護」をクリックします(図7)。「システムの保護」画面の「自動復元ポイント」欄で、Cドライブ(システム)などにチェックを入れましょう(図8)。

図6 「システムの復元」を設定を確認するため、「コンピュータ」を右クリックし、「プロパティ」をクリック。
図6 「システムの復元」を設定を確認するため、「コンピュータ」を右クリックし、「プロパティ」をクリック。
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図7 「システムの保護」をクリック。
図7 「システムの保護」をクリック。
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図8 「システムの保護」画面でCドライブ(システム)がチェックされているかを確認。
図8 「システムの保護」画面でCドライブ(システム)がチェックされているかを確認。
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