Dドライブをどんなに活用してもCの空き容量が増えない──。実は、最後の手段として、CとDの容量の割合を変える方法もあります。確実に作業するなら、市販ソフトが安心です。

 これまで見てきたように、C・Dドライブは、パソコン内の1つのハードディスクを2つに分けたものです。部屋の間仕切りを動かすように、この割合は変えることができます[注1]。ただ、ドライブにデータが入ったまま間仕切りを変えることは、基本的にはできません[注2]。こんなときに頼りになるのが市販ソフト。中身はそのままでCとDの割合を変えられます。ほかにも、Cを2つに分けてDを作ったり、CとDを合わせて大きなCを作ったりできます(下図参照)。

 とはいえ、この作業は失敗すると、ファイルがすべて消えてしまう危険性があります。どうしてもやりたい場合は、「LBパーティションワークス12」のように、バックアップ機能を備えたソフトを使いましょう。

[注1]この作業を「パーテーションを変更する」と言います。
 

[注2]Vistaではドライブの中身を消さずにサイズを変える機能が追加されましたが、多少の制限があり、自由に変更できるわけではありません。市販ソフトを使ったほうが簡単で安心です。
 

図1 「スタート」ボタンをクリック(1)。「マイコンピュータ」を右クリックし(2)、「管理」をクリックする(3)。Vistaでは「コンピュータ」を右クリックして「管理」をクリック。
図1 「スタート」ボタンをクリック(1)。「マイコンピュータ」を右クリックし(2)、「管理」をクリックする(3)。Vistaでは「コンピュータ」を右クリックして「管理」をクリック。
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図2 「コンピュータの管理」という画面が開く。「ディスクの管理」をクリックすると(1)、ハードディスクがどういう割合で分割されているかがわかる(2)。
図2 「コンピュータの管理」という画面が開く。「ディスクの管理」をクリックすると(1)、ハードディスクがどういう割合で分割されているかがわかる(2)。
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