Wordで文書を作るとき、文章の区切りに罫線を引くことがあります(図1)。一般的には、「罫線」機能を呼び出してマウスでドラグして線を引きますが、キーボードだけで線を引く方法があります。例えば、図1のような区切り線は、「ー」(長音記号)を3つ入力し「Enter」キーを2回押すだけ(図2~図4)。ほかにも様々な線が引けます(図5~図7)。

【罫線を引くのにマウスでドラグするのは面倒】
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図1 文書で罫線を使うことはよくある。ただ、マウスで罫線を引くのは面倒だ。もっと手軽な方法はない?

【「ー」を3個入力すればOK】
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図2 罫線を引きたい場所で、キーボードの「ほ」キーを3回押して「ーーー」と入力。

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図3 「Enter」キーを押すと、自動的に「ー」がまとまって1本の長い線になる。この状態で、もう一度「Enter」キーを押す。

図4 行いっぱいに長い罫線が引けた。
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図5 半角で「=(イコール)」を3回入力してから「Enter」キーを2回押す。
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図6 半角で「_(アンダースコア)」を3回入力してから「Enter」キーを2回押す。
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図7 半角で「-(マイナス)」を「+(プラス)」で挟むように入力する。

 なお、この方法で線が引けない場合は、Wordの設定を確認します。メニューバーで「ツール」→「オートコレクトのオプション」とクリックして現れる画面で、「入力オートフォーマット」をクリック。「罫線」の「□」にチェックがなければ付けましょう。

記号を使った区切りに便利な「Alt」+「Enter」キー

 罫線ではなく、記号を使って文章の区切りを表現することもあります。そんなとき便利なのが、直前に入力した文字を再度入力するショートカットキー。この方法なら、同じ記号の入力も楽々です。

図A 文章の区切りに罫線ではなく、「★」や「■」などの記号を使う場合もある。ただ、同じ記号をいくつも入力するのは面倒だ。
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図B 「ほし」を変換して「★」を入力。

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図C 次に「Alt」キーを押したまま「Enter」キーを押す。これで、直前に入力した文字(ここでは「★」)を入力できる。同じ記号をいくつも入力したいときに便利。