どんなに回転数の少ないファンを使ったり、静音といわれるHDDを使ったりしたところで、PCケースに開いている吸排気に必要な穴から動作音は漏れ出てしまう。そうした穴を完全にふさいでしまえばより静かになるはず。そこでケースにある穴のすべてを塗装などに用いる「マスキングテープ」を使ってふさいだ場合の温度変化を計測した。

ケースにはAntecの「Solo」を使った。フロントベイやスイッチ、USB端子だけでなく、サイドパネルのすき間やスリットもふさいだ。
ケースにはAntecの「Solo」を使った。フロントベイやスイッチ、USB端子だけでなく、サイドパネルのすき間やスリットもふさいだ。
背面は電源やマザーボードの端子もふさいだ。外に通じているのは電源ケーブルとキーボードとマウス用のUSB端子、ディスプレイ接続用の端子に限られている。
背面は電源やマザーボードの端子もふさいだ。外に通じているのは電源ケーブルとキーボードとマウス用のUSB端子、ディスプレイ接続用の端子に限られている。
底面にも音が漏れそうな穴があったため、その部分もテープで念のためにふさいでいる。
底面にも音が漏れそうな穴があったため、その部分もテープで念のためにふさいでいる。

 テストに使ったケースはAntecの「Solo」。CPUはCore 2 Quad Q6600、電源はアビーの「S-650EB」を用いた。ケースファンや電源部分もすべてテープでふさいだが、ファンの回転そのものは止めていない。