普通のプラスドライバーでは外せないが、専用のドライバーを使えばHDDの天板を外せる。ということを聞くと、好奇心に駆られて分解したくなるところだが、やめておいた方がいい。

 データを読み書きするヘッドは、タバコの煙の粒子の直径よりもはるかに微少な間隔で、ディスクに浮かんでデータを読み書きする。そのため、ちょっとしたごみやほこりが入るだけでも、ヘッドがデータを読み書きする際の障害となる。

HDDの天板はトルクスねじで固定されているので、専用のドライバーがあれば外せる。ただし、元通りねじを締めても……。
HDDの天板はトルクスねじで固定されているので、専用のドライバーがあれば外せる。ただし、元通りねじを締めても……。

 実際にHDDの天板を開け、再度ねじを留めてから、動作させたところ、特にエラーは出なかったが、運がよかっただけで、ダメージは確実に蓄積していると考えるべきだ。