Windows XPでファイル名が青くなるのは(図1)、Windowsの機能でファイルが圧縮されているからです。

青い名前のファイルがある

図1 Windows XPで、あるときから「マイドキュメント」の中にあるファイルの名前が青くなっていた。通常、ファイル名の色は黒い。ダブルクリックして開けるし違いがわからない。これって何?
図1 Windows XPで、あるときから「マイドキュメント」の中にあるファイルの名前が青くなっていた。通常、ファイル名の色は黒い。ダブルクリックして開けるし違いがわからない。これって何?
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 多くの場合、自分で圧縮した覚えはないと思います。それもそのはずで、これは不要なファイルを削除する機能「ディスククリーンアップ」に含まれる「古いファイルの圧縮」が働いて圧縮されたものだからです。

 この機能は、ハードディスクの空き容量を増やすためのもので、特定の期間(通常は50日)使われていないファイルの容量を、特殊な圧縮方法で小さくします。ほかのファイルと区別するため、圧縮したファイルの名前は青くなります。名前の色を元に戻すには、圧縮を解除します。以下の方法を試してください。

 まず、名前が青いファイル(フォルダ)を右クリックしてプロパティ画面を開きます(図2)。次に、「詳細設定」から「属性の詳細」を開き、「内容を圧縮して~」のチェックを外します(図3、図4)。これで、ファイルの圧縮が解除されて名前の色は黒に戻ります。

圧縮を解除すれば解決!

図2 名前が青くなるのは、「古いファイルの圧縮」という特殊な方法で圧縮されているため。ZIPやLZH形式の圧縮とは違うが、Windowsの機能で圧縮を解除できる。青い名前のファイルを右クリックして、「プロパティ」をクリック。
図2 名前が青くなるのは、「古いファイルの圧縮」という特殊な方法で圧縮されているため。ZIPやLZH形式の圧縮とは違うが、Windowsの機能で圧縮を解除できる。青い名前のファイルを右クリックして、「プロパティ」をクリック。

図3 「全般」をクリック(1)。「詳細設定」をクリック(2)。
図3 「全般」をクリック(1)。「詳細設定」をクリック(2)。
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図4 「内容を圧縮してディスク領域を節約する」のチェックを外す(1)。「OK」をクリック(2)。次の画面でも「OK」をクリックすれば、圧縮が解除されて名前の色が黒に戻る。
図4 「内容を圧縮してディスク領域を節約する」のチェックを外す(1)。「OK」をクリック(2)。次の画面でも「OK」をクリックすれば、圧縮が解除されて名前の色が黒に戻る。
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 ただし、この操作をした後はファイルの容量が元に戻ります。その分ハードディスクの空きが少なくなるので注意してください。(協力:コンシューマサポート部 山口 森氏)