目盛りや項目の見づらさを修正する
ここからは、グラフ作成時にありがちな「困った」を解消する実践テクニックを、具体例に即して紹介していこう。まずは目盛りや項目の表示に関する悩みからだ。
目盛りの幅を変えて見やすく
日付の並べ方には一工夫
グラフの見栄えを整えるには、「目盛りや項目名を見やすく並べる」のが基本。棒グラフや折れ線グラフには2つの軸があり、数値の並ぶ縦軸を「数値軸」、項目名の並ぶ横軸を「項目軸」と呼ぶ。
数値軸を見やすくするコツは、目盛りの「最小値」と「最大値」を適切な大きさにすること。グラフの最小値は必ずしもゼロである必要はない。最小値を大きくして目盛りの表示範囲を狭めると、数量の差が際立ち比べやすくなる。桁数が多ければ「千単位」などで表示するのも有効だ(図1~図3)。