携帯のなかには、microSDやminiSDなどのメモリーカードのスロットが設けてある機種がある。特に、ここ二年以内に発売された携帯なら、ほとんどの機種がスロットを標準装備しているはずだ。
これらの機種は、携帯のデータをカードにバックアップする機能を搭載したものが多い。アドレス帳や受信メール、撮影した写真などを、全部まとめてメモリーカードにコピーできるのだ。
このメモリーカードのデータをパソコンに取り込んで、編集・活用するのがここでの目標だ。ただし、写真など一部を除き、携帯のデータは、そのままの形ではパソコン側で開けない。携帯のアドレス帳や受信メールは、メーカー独自のファイル形式を採用しているからだ。
そこで、フリーソフトを使ってパソコン側で編集・管理できるようにしよう。ありがたいことに、携帯のデータをパソコンで使えるようにファイル形式を変換してくれるフリーソフトがいくつも存在するのだ(図1)。