ここからは市販の「携帯電話編集ソフト」(以下、携帯編集ソフト)を使って、携帯のデータをパソコンに転送・保管する方法をみていこう。

 携帯編集ソフトの最大の特徴は、データの転送がとても簡単なこと。操作は、携帯とパソコンを付属のケーブルで繋ぎ、データを転送するだけ。これだけで、アドレス帳はもちろん、メールや写真、インターネットの「お気に入り」まで、さまざまなデータをパソコンに転送できる(図1)。

図1 市販の携帯電話編集ソフトを活用すれば、携帯内のデータをパソコンで一元管理できるようになる。ソフトに付属のケーブルでデータをパソコンに転送し、アドレス帳やメール、スケジュールなどをソフトで閲覧したり編集できる
図1 市販の携帯電話編集ソフトを活用すれば、携帯内のデータをパソコンで一元管理できるようになる。ソフトに付属のケーブルでデータをパソコンに転送し、アドレス帳やメール、スケジュールなどをソフトで閲覧したり編集できる

 現在、店頭で販売されているソフトには、ソースネクストの「携快電話ZERO」、ジャングルの「携帯マスターNX3」、アメリカンメガトレンドの「携帯万能」などがある。共通しているのは、どの製品も、NTTドコモ、au、ソフトバンクの大手三社の携帯に対応していること。どの携帯電話会社でも安心して利用できるし、電話会社間をまたぐ機種変更にもスムーズに対応できる。

 今回は、最長で2017年まで更新料無料で利用できるソースネクストの「携快電話ZERO」を例に取り、その使い方を説明していく(図2、図3)。

図2 ソースネクストの携帯電話編集ソフト。アドレス帳やメールなどのデータを一元管理できる。NTTドコモ、au、ソフトバンク、ウィルコムの機種に対応し、2017年まで更新料が無料だ
図2 ソースネクストの携帯電話編集ソフト。アドレス帳やメールなどのデータを一元管理できる。NTTドコモ、au、ソフトバンク、ウィルコムの機種に対応し、2017年まで更新料が無料だ
図3 そのほかの携帯電話編集ソフト。「携帯万能」は登録したデータの検索や、アウトルックの予定表との同期が可能。このほか、スマートフォンに対応する「携帯マスターNX3」などがある
図3 そのほかの携帯電話編集ソフト。「携帯万能」は登録したデータの検索や、アウトルックの予定表との同期が可能。このほか、スマートフォンに対応する「携帯マスターNX3」などがある