携帯電話のアドレス帳を入力するとき、親指でテンキーを打つのは至難のワザ。慣れない操作は、時間を浪費するばかりです。そこでお勧めしたいのが、パソコンでの文字入力。携帯のデータを転送して編集すれば、作業効率は劇的にアップ。万一の故障にも備えられます。携帯利用者必見の連携術、ぜひご一読ください!

 携帯電話は現代生活の必需品。仕事も家庭も、これなしでは成り立たないほど深く浸透している。 しかし、携帯を使っていて、一つだけ面倒に感じることがある。文字の入力だ。テンキーだけで、漢字やひらがな、英数字を打ち分けるのは、至難のワザ。特に、アドレス帳に電話番号やメールアドレスなどを登録するのは、とても面倒な作業だ。

 そこでお勧めしたいのが、パソコンとのデータ連携(図1)。専用ソフトを使って、携帯のデータをパソコンに転送し、パソコン側でアドレス帳の編集をするのだ。文字の入力は、携帯のテンキーよりも、パソコンのキーボードを使う方がはるかに楽。作業効率は劇的にアップする。

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 メリットはそれだけではない。携帯のデータをパソコン側に保存しておけば、万が一、携帯が故障したり破損しても大丈夫。その場合は、データを新しい携帯に転送するだけ。これだけで、新しい携帯に簡単に乗り換えられる。特にアドレス帳は、失くしたら一大事。パソコンに保存して、万が一に備えるのはとても重要だ。

 アドレス帳だけでなく、送受信メールを転送できるのも大きなメリット。携帯のメールボックスの容量は、ごくわずか。最新の機種でも、受信メールは1000件程度、送信メールは数百件しか保存できないので、あっという間にいっぱいになってしまう。その点、パソコンなら安心。容量は青天井だから、いくらでも受信メールを保存できる。失くしては困る大切なメールはパソコンに保管しておくと安心だ。

 この特集では、携帯のデータをパソコンに保管することで、入力作業の効率を高め、同時に万が一の故障に備える方法を紹介する。