最後に紹介するのは「Shift」キーを使ったショートカットキーだ。「Shift」キーは、大文字の英字を入力したり、キーの上段に表示されている記号を入力したりする際に使うキーだ。
この「Shift」キーを使ったショートカットキーは、通常の進行方向とは逆向きに処理したいときに役立つものが多い。
タブや項目を前方向に移動する
「オプション」画面などのタブがある画面では、「Ctrl」+「Tab」でタブを右方向へ移動する。タブがいくつもあると、行き過ぎてしまう場合がある。再び押していればいつかは目的のタブにたどり着くのだが、1つ前や2つ前など直前の位置に戻りたいときは、「Shift」キーも加えて「Shift」+「Ctrl」+「Tab」で戻ったほうが早い。
同様にして、「オプション」画面などで設定項目を「Tab」キーで移動している場合には、「Shift」+「Tab」でひとつ前の項目にフォーカスが戻る。
「検索」画面で上方向に検索する
「検索」画面でも「Shift」キーは活躍する。通常、「次を検索」ボタンでは、検索を開始する位置から下方向に検索していく。くしくも上のほうにあったなと思いながら検索を開始してしまったら、「Shift」キーを押しながら「次を検索」ボタンを押してみよう。上方向に検索していく。