エクセルファイルなどと違ってデジカメ写真は、基本的にファイル容量が同じなので「容量の大きいものから捨てる」というセオリーが使えない。しかも、自分で変更しない限り「DSCF101」などのファイル名で保存されるので、いつ撮影したどんな写真なのか、そのままではわからない。結局、一つずつ画像を開いて確認しなければならないので、結構面倒だ。

 そこで作業を少しでも楽にするため、縮小画像(サムネイル)をまとめて表示し、内容を確認しながら削除するとよい。

 この場合、ウィンドウズのフォルダ画面で「縮小版」を選ぶとサムネイルの一覧が表示されるが、サムネイルが小さくどんな写真か確認しにくい(図1)。こんな不満は、フリーソフトを使えば解消できる。サムネイルの大きさを自在に選べるからだ(図2)。

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 もう一つ、デジカメ写真は整理や修整の際に、同じ画像をコピーすることが多い。同じ画像が何枚もHDDの中にあるのはムダなので、重複しているものは削除したい。こんなときも、ソフトを使って同じ画像を一発で探し出すことが可能だ(図3)。

図3 デジカメ写真は、別のフォルダにコピーなどをしているうちに、同じ画像をいくつも保存してしまうことがある。ソフトを使うと、これらの重複画像を一発で見つけ出して削除できる
図3 デジカメ写真は、別のフォルダにコピーなどをしているうちに、同じ画像をいくつも保存してしまうことがある。ソフトを使うと、これらの重複画像を一発で見つけ出して削除できる
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 こういったソフトをフルに活用し、手間をかけずに、不要なデジカメ写真を探し出し、削除していこう。