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インタビュー

東大模試、偏差値60の成果「人工知能に必要なもの探る」

新井 紀子 国立情報学研究所 教授、数理論理学者

小向 将弘=日経パソコン 2014/02/07 日経パソコン
出典:日経パソコン 2013年12月23日号
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧

あらい・のりこ:一橋大学法学部およびイリノイ大学卒業、イリノイ大学大学院数学科修了。博士(理学)。専門は数理論理学(証明論)・知識共有・協調学習・数学教育。2001年より、教育機関・公共機関向けの情報共有基盤システム「NetCommons」を開発。2009年より研究者向けWebサービス「Researchmap」を開発。2011年より人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトディレクタを務める。主著に「コンピュータが仕事を奪う」(日本経済新聞出版社)(撮影:陶山 勉)
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 コンピューターが東京大学入試の模試に挑戦、数学で合格者平均を超える偏差値60を記録──。国立情報学研究所や富士通研究所が共同で開発する人工知能「東ロボくん」が2013年11月に出した結果だ。

 プロジェクトのリーダー、新井紀子教授は「初挑戦で、なかなか良い結果を出せました」と振り返る。しかし、「これは東大合格のみを狙った研究ではありません」とも。「入試というのは総合的な知力が問われます。問題を読んで理解し、論理に置き換える。そして推論しなければなりません」。将棋ソフトがプロ棋士を負かすなど、近年、人工知能の躍進は著しい。しかし、それはルールが限定された環境での話。入試問題を解く一連の作業を通して、今、人工知能に何ができるのか、何が課題になるのかをはっきりさせるのが、プロジェクトの一つの目的でもある。

「東ロボくん」の模試への挑戦は、代々木ゼミナールの協力を得て行われた。全国センター模試7科目の結果は、偏差値45。国立大学の合格は難しいが、全国の私立大学579大学のうち403大学で合格可能性が80%以上となる好結果だった(代々木ゼミナールの発表資料から)
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東ロボプロジェクトのWebサイト。プロジェクト概要のほか、各科目の解答アルゴリズムの解説なども掲載されている
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