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インタビュー

地球を丸ごと理解する「触れる地球」で幅広い視野を

竹村 真一 京都造形芸術大学教授 Earth Literacy Program代表

小向 将弘=日経パソコン 2014/01/15 日経パソコン
出典:日経パソコン 2013年12月9日号
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧

たけむら・しんいち:1959年生まれ、文化人類学者。東京大学大学院文化人類学博士課程修了。20代には世界70カ国を踏破した。地球視点で生命、環境、文化などを研究する「人間学」を構想する一方で、情報技術を活用した多数のプロジェクトをプロデュースする。Web作品「Sensorium」(1996年)、デジタル地球儀「触れる地球」(2002年)、地域情報システム「どこでも博物館」(2005年)など。現在、京都造形芸術大学教授。各種プロジェクトを推進するNPO法人「Earth Literacy Program」の代表も務める。(撮影:稲垣 純也)
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 「日本で発生した津波は太平洋に広がり、南米まで到達します。逆に、南米チリで起きた津波も日本まで到達するのです」。直径80センチのデジタル地球儀「触れる地球」に津波の広がる様子を映し出しながら、竹村真一氏は説明を続ける。「けれども、これを不安なデータだとばかり考えないでほしい。数十年おきに大津波が繰り返されていることが分かっているなら、きちんと対策をして被害を最小限に抑えることができるはずです」。

 東京・世田谷区立砧南小学校で行われた特別授業の一コマだ。地球温暖化のシミュレーション、プランクトンの分布と渡り鳥の移動、台風の発生メカニズムなど、さまざまなコンテンツが映像で示され、児童たちは食い入るように地球儀を見つめている。「平面の地図、日本だけを切り取った地図では分からないことがある。地球を丸ごと見る視点を養ってほしい」というのが、この日の授業の狙いだ。

2013年11月、東京・世田谷区立砧南小学校での「触れる地球」授業風景。地球温暖化、リアルタイムの雲の動きなどの講義に、小学校6年生が聞き入った
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プランクトンの発生と渡り鳥の移動を示したコンテンツ。南極周辺のプランクトン(赤い部分)が豊富な時期に、北半球から渡り鳥が飛んで来た軌跡(白線)を示している
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